老人ホームの「選択のポイント」

老人ホームの「選択のポイント」

ステップ2 情報を集めます

3.有料老人ホームの情報を集める

次に必要なのは、有料老人ホームの情報を集めることです。
はじめは、幅広く情報を集めることが良いと思います。
書店でガイドブックも売られています。また、行政・民間の相談センターに行って話を聞くなども良いでしょう。
特に「高齢者住宅情報センター」では、経験豊かなスタッフが親身になってお話をお聞きしますので、一度、訪れていただければと思います。
色々な手段で色々な情報を集め、希望にあった、または、自分に合いそうなホームをリストアップしてみましょう。

調べ方

聞いてみる
高齢者住宅情報センター
電話:0120-352-350
各都道府県庁もしくは
各自治体の福祉関連課の窓口
媒体で調べる
インターネットで検索する
ガイドブックを見る
新聞や雑誌の広告を集める
など


4.いくつかのホームから直接資料を取り寄せる

次に、これは!と思った有料老人ホームの資料を取り寄せます。
直接、電話をかけたり、そのホームのインターネットから申し込むことができます。もちろん、「高齢者住宅情報センター」を通じて、資料請求も可能です。
直接、電話をかけて請求する場合は、パンフレットのほか、詳しい内容が載っている資料「重要事項説明書」もお願いしましょう。そして、取り寄せた資料のなかから、希望する条件に合ったホームをいくつか選び出します。ここで必ず確認しておきたいのが、将来介護が必要になったときに、介護が受けられ、生涯、そこに住めるかどうかです。
たとえば、有料老人ホームといっても、介護が必要になったときの対応はさまざまです。
同じ部屋にずっと住めるホームがある一方で、別のフロアや提携している別のホームへ住みかえが必要なホームもあります。また、要介護度(軽度・重度など)によって、その対応が違ってくるホームもあります。このため、生涯、そこに住みたいという希望の方は、この点などは必ず確認しておいた方が良いでしょう。
また、介護を受ける際の費用についても、明確にしておく必要があります。介護が必要となった時点で、別に費用を支払わなくてはならないホームもあります。
パンフレットでは次のようなことをチェックしておきましょう。そして、解からないこと、心配なことがあれば、「高齢者住宅情報センター」にお気軽にお問合せください。

チェックのポイント

設立年月日
事業主体
運営主体
一時金の金額と扱い(退所する場合、入居期間に応じて返却されます)
月額利用料の価格
支払いの方法
日常、どんなサービスが受けられるか
介護が必要となった場合は、どんなサービスが受けられるか
介護保険の利用ができるかどうか(パンフレットの見方)
あいまいな表現がないか
誇大広告がないか

【こんなホームには要注意2】 具体的な説明がない

見学時や資料請求時に、重要事項説明書などの資料をもらおうとすると、『その書類は契約が決まってからお渡しします』と言うホームが見受けられます。しかし、事前に重要事項説明書や管理規程が確認できなのであれば、自分に合ったホーム選びが出来ないので、意味がありません。
入居後、大なり小なりのトラブルが見受けられますが、これらの多くはホーム運営について説明や理解不足が原因となっています。
重要事項説明書や管理規程などの重要書類は、サービス内容や価格が記されているだけでなく、生活の決まりごとや手続き等が記されています。これら書類をもらって、入居者ご本人はもちろん、ご家族も事前に十分に理解してもらうことは、そのホームにとっても非常に大切なことです。
このため、パンフレット以外の重要書類を事前に渡せないホームは、自分のサービスに自信がないか、営業トークの可能性があります。いずれにせよ、そのようなホームは、良いホームである可能性はかなり低いと言えます。

【こんなホームには要注意2】 具体的な説明がない

有料老人ホームのパンフレットを見ると、「終身介護」や「24時間緊急対応」で『安心』、ホテル並のサービスで『快適な生活』など言葉がよく見られます。
でも、チョッと待ってください。その言葉で入居後のサービスがイメージできますか?
『安心』とか『快適』といった言葉は主観的なものですし、同じサービスを受けても、一人ひとりの価値基準により、その評価は異なります。
たとえば、「終身介護」とパンフレットに書いてあれば、「死ぬまで老人ホームに住み続けることができる」と普通思いますが、実際は認知(痴呆)症の問題行動や、医師や看護師がいないため病院に入らなければならない等、入居者ご本人や家族がイメージする終身介護が行えないケースも多くあります。「24時間緊急対応」と書いてあると、医師または看護師がそのホームに常駐していることをイメージすると思いますが、実際には、呼べば来るケースだったり、夜間は看護師がいなかったりします。また、基本サービスと思ってあるサービスをお願いしたら別途に費用が必要なケースもみられます。
当然、手厚いサービスやプラスアルファのサービスには、ある一定の費用がかかることを理解することは必要ですが、『安心』や『快適』などの言葉だけでは、サービス内容や限度がわかりません。「終身介護」や「緊急対応」といった基本的なことでさえ、先ほどの例のとおり、「対応できること・できないこと」、「管理費のサービス内・サービス外」がある訳です。
現在、公正取引委員会では、有料老人ホームの広告や表示について景品表示法に触れる表示(不当表示)の細かい例を示して取り締まりを行っており、たとえば、「24時間、常時、スタッフがお世話します」ではなく、「スタッフは総勢○名で、うち介護福祉士○名、2級ヘルパー○名、看護師○名」とか、「昼間は○名、夜間は○名のスタッフを配置」など、基本事項については、数字や具体的な内容で示すことが求められています。
このように具体的な説明や表示ができない有料老人ホームは、良いホームである可能性はかなり低いと言えます。


5.現地見学と体験入居

選び出したホームの「普段」の生活を見るために、是非、現地見学、できれば体験入居をすることをお勧めします。体験入居は、日帰りのみのホームもありますが、1週間くらい泊まれるホームもあります。料金は、自立か介護かによっても異なりますが、1泊2食付きで5,000〜20,000円ぐらいが多いようです。
また、ホームによっては、予め、申込書や健康診断書などの提出を求めるホームもみられます。
現地見学や体験入居は、なるべくなら、ホームが指定する日ではなく、こちらが希望する日に体験入居したいものです。ただし、モデルルームや体験宿泊用の居室がない場合もありますので事前に確認が必要です。そして、訪問・体験入居をしたら、スタッフの挨拶や明るさはどうか、安全面やプライバシーに配慮されているかなどを見てみてください。
部屋のつくりや構造はわかりづらいかもしれませんが、たとえば、ご自宅で不便なところを思い出してみると良いかもしれません。
また、入居者の方とたくさん話をして、生活の様子などを聞いてください。サークル活動を見学させてもらうなども良いでしょう。入居されている方の表情や雰囲気から、ホームでの生活を察することもできます。
生活や介護サービスなどについての疑問は、ホームの職員に必ず直接尋ねてください。介護を受ける場所・介護費・介護基準ほかについても、パンフレットに書かれている内容と一致しているかどうか、体験入居のときに確認しておきます。聞きたいこと、疑問点などについては、紙(チェックリスト)に書いておくと便利です。体験入居の目的は、あくまでもホームの「普段」の生活を見ることです。できれば複数のホームで体験入居することが望まれます。
また、見学では、ホームの中だけではなく、回りを散歩することをお勧めします。近所の環境はどうかなどが解かります。ホーム近くのお店に評判を聞いてみても、それが参考になるかもしれません。持病にご不安な方は、提携病院を実際に見てくるのもいいでしょう。
なお、「高齢者住宅情報センター」では、ご希望にあったホームの紹介はもちろん、現地見学のサポートも行っております。

【こんなホームには要注意3】 体験入居ができない

有料老人ホームは入居してからが始まりですので、入居契約する前にサービス等を体験して、納得してから契約してもらおうという趣旨で、多くの有料老人ホームが『体験入居』を行っています。重要事項説明書をいくら読んでも、説明をいくら聞いても百聞は一見にしかずです。
したがって、体験入居は、有料老人ホーム選びにおいて非常に大切なポイントとなります。しかし、中には、体験入居ができない、また、ホームが指定する日しかできない等のホームが見受けられます。
当然、既に入居者が生活をしておりますので、多くの見学者が頻繁に来ると、入居者が落ち着かないといった点や入居者のプライバシーが守れないといった点もあるでしょう。
これはこれで大切な考え方ですが、一般的に、有料老人ホームに入居する場合は、入居一時金など安いとは言えない費用を必要とします。したがって、体験入居のできない有料老人ホームは、良いホームである可能性は低いと言えます。

【こんなホームには要注意4】 スタッフの態度が悪い

有料老人ホームに見学に行くと、スタッフと入居者、スタッフの間の会話が色々と聞こえてきます。また、電話の応対一つとっても、ホームの姿は見えてくるものです。
介護サービスは、人が人に対して行うサービスであり、スタッフの数が十分でも、スタッフ一人ひとりの資質が悪ければ、良いサービスを受けることはできません。
もちろん、何かの拍子でバタバタしていたり、気やすい会話が家庭的とも言える場合もありますが、口の利き方が悪い、服装がだらしがない、態度が横柄などは、xどうかと思います。
そのホームが掲げている理念や説明がどんなに立派でも、その理念がスタッフ一人ひとりに浸透していなければ意味がありません。スタッフの質=(イコール)そのホームの質なのです。
したがって、スタッフの態度の悪い有料老人ホームが、良いホームである可能性は低いと言えます。


高齢者住宅情報センター


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